縁がわでビール

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世の中にはいい友達なんていない いい人間関係があるだけ

仕事は基本外回りで移動も多いのでよくラジオを聴いている。

よく聴いているのがJWAVEで毎週月曜日の夜にやっている宇野常寛さんの『THE HANG OUT』だ。宇野さんは自分と同じ年。同じ時代を過ごしてきたせいか、宇野さんの言説が妙にしっくりくる。早口だけどききやすい声、社会問題から恋愛のお悩み相談まで、おぉーなるほどなーと思うことしきり。北海道だからJWAVEは聞けないのだけれどRazikoで録音したり、youtubeで繰り返し聴いている、基本外回りの時間は毎日宇野である。先週、宇野さんは「人付き合い」について話していた。すごくしっくりきたので忘れないように備忘録。

 

 

宇野さんはその人がいい人か悪い人かは自分にとっては関係がない、いい関係なのかどうか。その関係が美しいか美しくないかなんだ、とも話してた。

 

自分は高校の時に仲のよかった男友達が数人いて、20代半ばくらいまでよく遊んでいたのだけれど、連絡が3か月に一度になり、半年に一度になり、数年に一度になり、今では連絡を全くとっていない。今でも時々思い出して、久しぶりに遊びたいなと思うこともあるんだけど、自分もその友達も、転勤や転職や結婚などの人生のイベントごとのたびに相対的な位置関係が後ろの方になってしまった。

 

関係性は定期的にメンテナンスをしていかないと関係が切れてしまう。切れてしまったら接続しなおすには維持する以上にコストがかかる。今いる人を大事に思うのなら、関係を維持するためにメンテナンスをしていかないといけないし、そのためのコストは怠るべきではないのだ。大事に思っている人にはすぐに連絡だよな。そのための理由はいらなくて「話したくなってさ」ということだけでいいんだ。